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Channel: 与論島クオリア
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『日米同盟vs.中国・北朝鮮』

 民主党が政権にいた時に出版されたものだが、まず、かなり率直に、あけすけに語っていることに驚かされた。 春原 日米同盟の進化・発展に向けて、日本がクリアすべき課題とは何でしょう。 アーミテージ...

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『ペリーと大琉球』

 『ペリーと大琉球』は、1995年に全国放映された琉球放送の番組が元になって編まれたと解説されている。...

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『新崎盛暉が説く構造的沖縄差別』

 新崎盛暉のこの本は、2012年、民主党政権下で出されている。そのことを踏まえて、備忘。 「防衛相も外務省も沖縄の米軍基地に対する存在の当然視」という鳩山元首相の発言を受けて、 この数十年にわかる思考停止状態の中での「沖縄の米軍基地に対する当然視」こそ、構造的差別にほかならない。...

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『幕末日仏交流記』

 この本の第一印象はまず、暗澹たる気分になることだ。1844年、ペリー来琉の9年前、フランスは琉球を訪れ、通商条約の締結を求める。その二年後、暗に断った琉球に対し、艦隊の提督は、その旨、皇帝に伝え、遅くとも一年後には別の艦が来ることを記した書簡を琉球側の総理官に渡した後の、二人のやりとりはこうだ。[総理官] 「大変に重大な事柄なので、即答はできかねます」 [提督]...

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珊瑚礁と大酋長

 松木武彦は、旧石器から縄文、縄文から弥生への時代転換を、日本列島の温暖化と寒冷化という大きな視点で考察していた。では、気候変動は琉球弧の歴史のなかで、どんな転換と結びついているのだろう。 松木は書いている。...

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「南海産貝交易」への視点

 黒住耐二は南海産貝交易について、面白い視点を提供している。 出荷したゴホウラ等の対価としては、「三翼鏃(ぞく)・ガラス玉等」がある。稲作技術や穀類は確認できず、絹等の織物や液体等も確認されていない。ところで、「三翼鏃(ぞく)・ガラス玉等」のいわゆる威信財は出土量として少なすぎるのではないか。墓域、住居跡からの出土はほとんど知られていない。この状況自体、社会の階層化を示していないのではないか。...

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シャコ貝の位相

 松木武彦は、弥生期の沖縄について書いている。 弥生に相当する段階に入った沖縄で目立つのは、独特の埋葬方式だ。サンゴ礁からできた岩を組んで遺骸を組み、しばしばシャコガイなどの大型の二枚貝の殻を頭のまわりに立てたり、額に載せたりしている。海に由来するものと死者とを関連づける、この社会特有の世界観や思想が定まってきたのだろう(p.227、『列島創世記』)。...

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「先史琉球列島における貝製品の変化と画期」

 琉球弧の貝活用について、山野ケン陽次郎の考察を辿ってみる(「先史琉球列島における貝製品の変化と画期」-貝製装飾品を中心に-」『琉球列島先史・原史時代における環境と文化の変遷に関する実証的研究』)。 1.貝製実用品の登場 絶対数は少ないが、爪形文系土器とともに、鏃状貝製品が出土している。 2.貝製装飾品の登場...

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『グスクと按司〈下〉』(来間泰男)

 来間泰男は、『グスクと按司〈下〉』で、按司は武士ではないし、琉球王国は内発的に生まれたのではないと書いている。 来間が共感を寄せ紹介している池田栄史の議論と来間の考えを記そう。...

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「タケ信仰」(吉成直樹)

 吉成直樹は、御嶽と山岳信仰との類似について、触れている。...

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『閉された言語空間―占領軍の検閲と戦後日本』

 エドワード・スノーデンが、アメリカのNSA(国家安全保障局)が、米国民および世界のインターネットと電話回線が傍受されていることを暴露したとき、思い出さなきゃいけないことがある気がしていたが、これだった。米軍は、日本占領時、私信、電信に対しても検閲を行い電話も盗聴していた。...

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『戦後史の正体』

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『朝鮮・琉球航海記―1816年アマースト使節団とともに』

 ベイジル・ホールの『朝鮮・琉球航海記』は、異人に対する島人の歓待ぶりが書かれていて心を和ませてくれる。ぼくたちの心の動きと地続きなので、思わず感情移入してしまう個所がいくつもあった。 1816年 ベイジル・ホール(イギリス) 1844年 フォルカード(フランス) 1853年 ペリー(アメリカ)...

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ユタはアマテラスにならなかった「太陽の妻」

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まれびとコンプレックス

 琉球弧でハイヌウェレ型神話の体裁を持っているものに、名瀬浦上の「女の作った御馳走」がある。女の作った御馳走...

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『ポリネシア人―石器時代の遠洋航海者たち』

 なんといっても片山が挙げているオセアニアの半球にうっとりする。オセアニアを中心におけば、日本列島は世界の縁だ。そして、ヤポネシアとして見えてくる。島尾敏雄はこの角度から地球儀を眺めたことはあったろうか。...

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『海からの贈りもの「貝」と人間―人類学からの視点』

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『シャマニズムの淵源を探る』と『葬墓制』(鈴木克彦)

 『シャマニズムの淵源を探る』(鈴木克彦編、弘前学院大学地域総合文化研究所 2014年)は、考古学からのアプローチだ。 鈴木は、北方のシャマニズムを参照し、縄文時代にアニミズムと比べ、「人々は、もっと発達した形而の神観念を持っていたと考え」、「縄文文化にシャマニズムが実存する」としている。...

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葬法とシャコ貝

 木下尚子は、『南島貝文化の研究』のなかで葬法とシャコ貝の関係を考察している。 シャコ貝は「葬送行為に関連してのみ認められる」。その最古の例は、具志川島岩立遺跡。縄文晩期から弥生時代併行期には、地上標識や地下の遺体に伴い、使用率も4割を越える。古代から中世併行期には、岩陰墓や洞穴墓の入り口付近に置く風習が見られる。...

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「解離論の新構築」(森山公夫)

 森山公夫の「解離論の新構築」について、「シャーマニズムと狂気」と重なる部分は除きながら、見ていこう(『解離の病理―自己・世界・時代』)。 ヒステリーは、森山の観察によれば、1995年以降、「解離」、「身体化障害」という新たな名のもとに還ってきた。...

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