$ 0 0 後2期とされる面縄第1貝塚の貝類の位相を測ってみたい。 ここでは、ヒメジャコも出てこなければマガキガイも出てこない。 代わりに登場するのは、ナガウニやミドリアオリだ。この上位貝の構成は、安良川遺跡の「ウニ集中部」の貝類の構成とよく似ている。第1貝塚は、ムラサキオカヤドカリ段階を示しているのではないだろうか。 すると、ナガウニはマガキガイと等価であり、ミドリアオリやツタノハは、ヒメジャコと等価という考えに導かれる。