黒住耐二は、伊礼原E遺跡の5区について、内湾が多く占め、非食用の小形種が多いことから、「自然貝層」と判断している。また、別のところでは、貝塚時代前2期後葉と位置づけている(『平安山原B・C遺跡』)。
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しかし上位の貝を見れば、これは「自然貝層」ではなく、島人の選択が働いている。苧麻トーテム段階の貝たちだ。
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5・6区、3区については、前3・4期と判断されている(『平安山原B・C遺跡』)。両区は、浜辺と干瀬の表現が高い。上位の貝は、ビッグネームたちだ。サンゴ礁トーテム段階の貝たちだと言える(土器では前5期)。