$ 0 0 久米島の北原貝塚は、土器からは大当原期とされているが、貝類からもオウギガニ段階と判断できる。(「北原貝塚」より作成) オキナワヤマタカマイマイに見ているのは、カノコオウギガニではないだろうか。 北原貝塚からは、「杓子状」とされるヤコウガイが出土している。 この割り取りは、オウギガニ段階の表現である「胞衣」を示している。それは、奄美大島北部のヤコウガイとも同期している。 ヤコウガイが大和に運ばれたとすれば、このとき琉球弧は、「胞衣」をプレゼントしたことになる。サンゴ礁製の地母神概念である。