アンチの上貝塚の動物遺体に接近してみる。
ヤドカリの左鋏(小貝塚1)からは、イロブダイの下咽頭骨とハリセンボンの前上顎/歯骨が出ている。
これは、カニの全体を指すのかもしれない。
アオブダイの下咽頭骨は、欠けた形で小貝塚1から出ている。
これは鋏と考えていいだろうか。
イロブダイの上咽頭骨は、あの世へ送られる小貝塚4,7(女性)と小貝塚6(男性)から出ている。小貝塚4,7は、メス、小貝塚6はオスのブダイだと考えられる。
これはカニの腹部であり鋏、だろうか。
アオブダイの歯列は、小貝塚5と7から出ている。
これは鋏でよいと思う。
宿貝にあたる小貝塚8を見てみよう。
シロクラベラ型の下咽頭骨は、オウギガニ全体。
アオブダイの上咽頭骨は、腹部かつ鋏。
ジュゴンの肋骨破片は、小貝塚1,5,6とどれも男性性の強い貝塚で出ている。
上の通りだとすると、カニの脚だろうか。
イノシシの上腕骨は、1,3~7から広く出る。オウギガニの鋏でいいと思う。
モンガラカワハギ科の背鰭棘は小貝塚5から。
鋏、あるいはオウギガニの棘だろうか。