大堂原貝塚Ⅲ層の遺構は、アンチの上貝塚と同位相の思考と仮定してみてみる。
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情報が少なく、推理が膨らまざるを得ないが、貝集積について解すると、
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こうなる。
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集合炉は、女性カニを他界へ送るもの。アンチの上貝塚では、小貝塚の上を覆った焼けたサンゴ礫に該当する。
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報告書の記述からすると、貝集積は時期がちがっている。
まず、「女性カニ」が置かれ、次に、宿貝、尾肢を含んだ腹部、他界へ送る男女、男性カニ。その次に腹部と左右の鋏。最後にまた腹部。
「溝状遺構」を腹部と見なせば、10、11の腹部は、あるいは歩脚を指すのかもしれない。溝から検出されているのは、土器とシャコガイを中心とした貝とある。