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Channel: 与論島クオリア
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"HAJICHI" Metamorphosis into butterfly-person

1. What does the tattoo pattern mean?  Whether you have tattoos or not, you've probably been fascinated by the beautiful designs of "tribal tattoos". And even if you didn't care about the meaning of...

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「ハジチは蝶の印」パネル展

 『ハジチ 蝶人へのメタモルフォーゼ』(喜山荘一)の発売を記念して、ハジチと紋様の由来となる蝶や植物、貝をビジュアルで表現したパネル展を開催しています。   会場:ジュンク堂書店 池袋本店4F 期日:2020年10月20日~11月30日    お近くの方はぜひ足をお運びください。  山城博明(波平勇夫)さんの『琉球の記憶...

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『モノも石も死者も生きている世界の民から人類学者が教わったこと』

 人間が、人間のみの世界の内側に閉じこもって、かなたにある人間の知性と能力をはるかに超えた外部の世界と出会っておくことがないのなら、私たちは私たちの行く末を、このまま永遠に見失ったままなのではないだろうか。逆に、こちら側からあちら側に抜けるための連絡通路を開いておけば、私たちはこちらとあちらを往還しながら、アニミズムが自然と立ち上がってくるだろう。...

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グジマとホーミー

 『ハジチ 蝶人へのメタモルフォーゼ』のなかでは「タカラガイ」としているが、「ホーミー」は「イソアワモチ」ではないかという指摘をいただいたので、考えてみたい。...

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奄美大島、その他の紋様

 『ハジチ 蝶人へのメタモルフォーゼ』のなかでは、触れられなかった紋様のバリエーションについて、気づくところを補足していきたい。  ハジチ紋様のなかでもひときわ美しいのは、奄美大島のもので、本の表紙にもこれを使った。別に挙げれば下のも、この紋様のバリエーションになる。...

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『帝国の島』

 久しぶりに松島さんの本を読んだ。こんなハードなテーマに正面から向き合い続けていることに、まずは敬いの気持ちを表したい。...

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『蓑虫放浪』

 この本の写真を提供している田附勝は、蓑虫山人の絵をこんな風に書いている。 縄文時代というものに興味を持っていたのだけれど、幕末から明治に移り変わる激動の時代に、こんな温かな絵を残す絵師がいたのかといたく興味を持ってしまったのだ。...

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『土偶を読む』(竹倉史人)

 「土偶」という縄文時代の遺物の由来を自然のなかに求める点で、著者のアプローチには親近感を持った。  ここでは、「土偶は食用植物と貝類をかたどっている」という竹倉の仮説に、わたしの仮説を対置させておきたい。...

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カニとニンニク

 Arneは、ドゥナン(与那国島)の豊年祭(uganfututi)の二日目、お供え物を入れるお盆には、「カニとニンニク」だけが入っていると書いている。  カニ(Grapsus tenuicrustatus (rock crab/lightfooted crab))は、オオイアワガニやミナミイワガニと見なせる。  この二つの供え物をトーテミズムとしてみると、オカヤドカリを表している。...

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『モーアシビからエイサーへ』(井谷泰彦)

 「モーアシビからエイサーへ」。与論でもはまるで自然発生であるかのように定着したエイサーを面白く思っていたが、「モーアシビから」、なるほどそういうことだったのかと合点した。...

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「アニミズムを真剣に受け取る」

 レーン・ウィラースレフは、現地人が「人間と相互作用するように精霊とも相互作用するのだと主張するときに」、人類学者は「彼らは隠喩に溺れている」と解釈する。「彼らの話は通常の語りとして扱われるべきではなく、象徴的な言明として理解するべきだとされる」。現地人が「精霊に関して文字通りの真実だと考えているものを、本当のところは比喩的にのみ真実なのだと主張している」と、指摘する。...

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「沖縄における〈非時間性〉」(具志堅邦子)

 副題に「国民年金納付率と参与観察をもとに」とあって、「国民年金」の話ならと避けそうになったが、読んでみるととても面白かった。...

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『映画 想像のなかの人間』(エドガール・モラン)

   エドガール・モランのこの図のなかで、投射(分身化)と同一化(変身)は、人間と非人間に対して行うものと一応の区別はされているが、投射と同一化は行きかうものとしても考えられている。彼の考えがよく表れている個所を引用する。...

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映画『生々流転』(仲程長治)

 氏族の呼称でも比喩でもない、「生命の源泉」としてのトーテムとのあいだのトーテミズムは幻想ではないと言おうとしている者にとっては、仲程長治の『生々流転』は、まさにトーテムとその化身たちの世界だった。ほらここに、ね、と言いたくなるような。  しばしば映画の背景に流れ、石垣金星さんも唄う「井戸ヌパタヌ小蛙誦言」は、トーテミズムの段階から継承されたものとして筆頭に挙げられる曲だ。 井戸ヌバタサヌ...

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「精神の考古学」(中沢新一)

 久しぶりに書店を覗いたら文芸誌に中沢新一の連載が開始されていて飛びついた。「精神の考古学」と題されている。...

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「シマ/島」への復帰

 2年も更新してなくてずいぶんご無沙汰をしてしまったことになる。ただ、ここに書いてきたことに関心がなくなったのではな全くなく、ずっと同じ場所にいて島々のことを考え続けているのに変わりはない。変わりないのだけれど、気軽に書けなくなってしまった。...

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『世界の土偶を読む』

 竹倉史人の『世界の土偶を読む』は、土偶のつくられた先史時代はアニミズムの世界であると主張するが、解釈は近代以降に顕著になるナチュラリズム(自然主義)の範囲を出ない。本書の言うアニミズムは装いであって、存在論的にはむしろナチュラリズムの延長にある。  象徴的なのが、著者が主張する「公理X」である。  公理X 身体を持つものには二種類が存在している。 ひとつは〈最初から人体を所有するもの〉、...

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