しつこいが竹富島カイジ浜の貝類。
これらは、0~3地区にしても、4~21地区にしても、ムラサキオカヤドカリが優勢になった貝層を示している。
0~3地区のⅣ層では、ケイトウやベニエガイにコモンヤドカリの名残りを見ることができるが、1位はヒメジャコで、ムラサキオカヤドカリのトーテム化を象徴するように思える。Ⅰ層では、マガキガイが男性貝として、チョウセンサザエの蓋が、男性=太陽への変換を見せている。
4~21地区では、アマオブネ、チョウセンサザエの蓋、マガキガイという1位の変遷によく示されている。
ただ、放射性炭素年代は、Ⅳ層で、約1300年前~約1800年前と幅を見せており、間尺が合わない。より新しい方の年代が正確なのではないかと思える。