『沖縄の古謡 沖縄諸島編 下巻』 で、「与論(ゆんぬ)節」を聴いた。国頭は与那の七月舞の曲だ。
いらぶとぅ ゆんぬとぅ ゆんて ちるり
だきぬふし あふさだき ゆんて ちるり
ソーラ ユンテ チルリ スリ
くんじゃんさちから ふにぬ みゆんど
しらふや ささぎてぃ まえんかてぃ
ソーラ ユンテ チルリ スリ
あはから うふしま さんにりえ
あはぬうふがに はして かきてぃ
ソーラ ハシ カキティ スリ
[訳]
永良部島と与論島とは同じ距離にある
竹の節も安富祖竹は同じ長さである
ソラ 同じ長サダ
国頭の岬(赤丸岬)から船が見えるよ
白帆を揚げて真南に向かって(走っている)
ソラ 真南二向カッテ
安波から大島(辺戸名)までは三里も二里もあるが安波の大川に橋を架けて(近くなった)
ソラ 橋ヲ架ケテ
※「赤丸岬は奥間の西方に突き出した半島」
短いけれど、島々の近さ、行き交いを思わせてくれる曲を聴くのは心やすまる。与那も行ってみたい。
CDには、安田のウシデークで歌われる曲たちも入っている。ハリバコー節のドライブ感が愉しかった。